非常用発電機の内部観察とは、2018年6月に消防法が改正されて以後、消防庁が
負荷試験(負荷運転)に代えることのできる点検方法として規定した点検要領です。
内部観察では、一部部品を取り外し、発電機のエンジン内部(コンプレッサー、
タービン、シリンダ)などを内視鏡を使って異常がないかチェックして点検を行います。
内部観察で欠陥や摩耗、劣化が見られる部品には交換が必要となります。
また、内部にすすやカーボンの蓄積が見られる場合には、洗浄による除去が
必要となります。
その他にも燃料噴出弁の開く力のチェックや潤滑油と冷却水の成分確認、
シリンダーライナ摺動面の動作確認など、細かな調整や確認事項が多く、
部品交換もありますので、点検期間が長くかかってしまいがちな点が難点となります。
負荷試験同様、写真・数値などを記載した報告書を総合点検時に提出する必要があります。
※抜粋元情報 総務省消防庁予防課ホームページ
保全措置報告書 ⇒ [ 消防予第372号 ]